パリ五輪 ウクライナ “ロシア出場なら大会ボイコットも”

来年開催予定のパリオリンピックについて、ウクライナの青年スポーツ相は、ロシアとベラルーシの選手の出場が認められた場合、ウクライナは大会のボイコットを辞さない考えを示しました。

IOC=国際オリンピック委員会は25日、ウクライナへの軍事侵攻で国際大会から除外されているロシアと、同盟関係にあるベラルーシの選手について「パスポートを理由に参加が妨げられてはならない」などとして、国際大会への復帰を検討することを明らかにしました。

これを受けて、ウクライナのワジム・フトツァイト青年スポーツ相は26日、SNSで「容認できるものではなく、ウクライナで戦争が続いているかぎり、ロシアとベラルーシのアスリートは国際大会に出場するべきではない」と非難しました。

そのうえで「われわれの声が届かなければ、オリンピックをボイコットし、参加を拒否する可能性を排除しない」とIOCを強くけん制し、大会のボイコットも辞さない考えを示しました。